サビキ釣り!



サビキとは、小魚などの餌に似せた擬餌針のことです。仕掛をサビく (引く) 事からこの名が付いたそうです。
一本の仕掛けに6本〜10本くらいの針が付いていて、撒き餌で魚を寄せて擬餌針を喰わせて釣る釣り方です。

手軽にいろいろな魚を釣る事が出来る釣り方で、初心者やファミリーフィッシングに最適な釣りです。 
仕掛けも釣り方も簡単ですし、初めての一匹を釣り上げるには最も確立の高い釣りです!
また虫餌も使いませんので、虫餌を触るのが苦手と言う方にもおすすめです。




   釣れる魚  
 アジ、サバ、イワシ、コハダ、ボラ、小メジナ、海タナゴ、イサキ、ベラ、ネンブツダイ、ソウダカツオ、ワカシ(ブリの子供)、コトヒキ、ヒイラギ、ショゴ(カンパチの子供)、などその他にも沢山の魚が釣れます!






サビキ釣りの準備をしよう!



  竿

サビキ釣りの仕掛けは、撒き餌のコマセをカゴに入れると少し重めになるので少し固めの竿が向いています。
ただ、サビキつりのメインターゲットとなるアジは、
口がとても柔らかく硬過ぎる竿だと釣り上げる時に口切れしてしまいます。
ですので、
4m前後の磯竿の磯竿が使いやすいと思います。



   サビキ釣りには、4m前後、硬さ2号の磯竿が使いやすいです。
 (オモリ負荷7号前後の竿)
   投げサビキ釣りには、4〜5mぐらいで、硬さ2〜3号の磯竿が使いやすいです。
 (オモリ負荷10号前後の竿)
   トリック仕掛けは、4m前後、硬さ1号〜2号の磯竿が使いやすいです。
 (オモリ負荷5号前後の竿)




  リール

2500番前後のスピニングリールが使いやすいですし、この大きさなら他の釣りにも使いまわせます。






 道糸

2号〜3号ぐらいのナイロンライン。
安い糸で問題ないですが、リールに最初から巻いてある糸は、巻きグセが付いてしまっている事が多いのでおすすめしません!
巻きグセが付いていると、絡まるなどのライントラブルが多くなるので、新しい糸に巻き直して使いましょう!





  仕掛け



  針!
 市販のサビキ仕掛けで良いです。

サビキ仕掛けは、堤防釣り用と船釣り用があるので
堤防釣り用の物を選んでください。
針のサイズは小型狙いは5号前後、大型狙いは7号前後の針が良いと思います!。


 サビキの種類! 
 サビキの擬餌針は大きく分けて2種類あります。一つは魚皮を使った物と、もう一つは 「スキン」 と呼ばれるゴム製の物です。
カラーも白やピンク、オーロラ、夜光などいろいろあります。
時期や時間、場所などでヒットカラーがありますので、数種類のサビキ仕掛けを用意して行くと良いです。
個人的には、サビキの種類であまり釣果の差は出ないような気がしますが一応使い分けてはいます。
日中は魚皮、朝や夕方の薄暗い時や夜間はスキンを使うようにしています。



 撒き餌カゴ! 
撒き餌カゴは、仕掛けの上に付けるタイプとオモリと一体になっていて仕掛けの下に付けるタイプがあります。
オモリと一体型の仕掛けの下に付けるタイプの方が、仕掛けが絡まり難いので良いと思います。

 


 オモリ! 
仕掛けの上に付けるタイプの撒き餌カゴを使う場合やトリック仕掛けの時に使います!

左図のような、「ナス型オモリ」を使います。
重さは使用する
竿で使用出来るオモリ負荷内の重さを選びましょう!
またサビキ仕掛けは、撒き餌の重さもあるので、少し軽めのオモリを選んだ方が良いです!


 スナップ付きサルカン! 
 道糸の先に、この 「スナップ付きサルカン」 を付けてからサビキ仕掛けを付けておけば、仕掛けを替える時にいちいち結び直さなくても良いので、仕掛け交換が楽になります。
もちろん付けなくても良いです。




  

 
サビキ釣りでは、針に餌を付けませんが魚を寄せる為の撒き餌を使います。
撒き餌はアミエビを使います。
アミエビは釣具屋さんで、冷凍されてレンガのブロックぐらいの大きさで売られています。バケツに海水を入れて解凍させます。
最近は解凍の手間がかからない、チューブに入った物や、パックに入った物もありますので自分にあった物を選んでください。




 サビキ仕掛けのセット方法を覚えよう!



 
サビキ

一般的なサビキ仕掛けです。
投げサビキ

通常のサビキ仕掛けでは狙えない沖を狙う為の仕掛けです。
 トリック仕掛け

サビキ釣りではないのですが、狙う魚も餌も一緒なので紹介します。
この仕掛けは、サビキと違って擬餌針ではなく、普通の針が付いていて直接針にアミエビを付けて釣ります。
サビキでアタリが出ない時などに有効な釣り方です。




 釣り方を覚えよう!
 

 釣りを始める前に釣り場選びのコツ!

まずは適度な潮通しのポイントを選びましょう。
ちょっと難しいのですが潮通しの悪い場所ですと、なかなか群れが回って来ませんし、潮通しの良すぎる場所はコマセがすぐに流されてしまって魚の群れもそのコマセに着いて行ってしまうので魚を寄せる事が難しいです。
潮の流れの見方は、コマセを撒いた時にゆっくり流されながら沈んで行く場所がベストです。あまりにも勢いよく流れて行く場所はあまり良くありません。
解らない場合は、サビキ釣りをしていて釣れている人の側に一声かけてから入れてもらうのが一番簡単かもしれません。
大抵の堤防は先端部分が一番潮通しが良いです。

潮の流れが解るようでしたら、流れの下側の場所に入りましょう。
潮下に入る事で周りで釣りをしている人のコマセ流れて来るので、魚が寄りやすいです。


 まずは魚を寄せる!

釣り場が決まり、仕掛けをセットしてカゴにコマセを入れ、仕掛けを静かに底まで下ろします。
最初の数回は魚を掛ける為ではなく、コマセを撒いて魚を寄せる為なので竿を10回程度上下させコマセを出します。
コマセが無くなったら詰め直し、数回繰り返します。


 魚を掛ける!

魚を寄せる為にコマセを撒いたら、コマセを詰め直し仕掛けを静かに底まで落とします。
着底したら竿を2〜3回軽く上下させ、コマセを出したらアタリを待ちます。


 アタリが出たら、追い喰いさせる!

竿先や手元にコツンコツンと感じたらアタリです。アタリがあってもアワせないで、じっと我慢して少し待ちます。
魚が針に掛かって暴れる事でコマセも出ますし、針が不規則な動きをする事で魚への誘いになって次の魚が掛かります!
上手い人は、サビキの針全部に掛ける人もいます。
ある程度掛かったら、仕掛けを上げ魚を取り込みます。


 コマセは適度に!

コマセは一度に沢山撒くのではなく、少量を切れ目なく撒くのがコツです!
一度に撒き過ぎると、潮に流されたコマセについて群が移動してしまう事があり、逆効果です。


撒き餌カゴにコマセを詰める時も、ぎゅうぎゅうに詰めるのではなく八分目ぐらいにしましょう!
詰め込みすぎると、かえってコマセが出にくくなります。


 コマセをカゴに入れる時のコツ!

スプーンなどを使ってカゴに入れても良いのですが、手が汚れますし少し手間がかかります。
おすすめは、小さめのバケツに解凍したアミエビ入れ、少し海水を混ぜてドロドロの状態にします。
そこにカゴを浸けて2〜3回上下させれば簡単に詰め込むことができます!




        


 トリック仕掛けの釣り方! 
トリック仕掛けとは?

 トリック仕掛けとは、サビキと違って擬餌針ではなく普通の針が付いていて直接針にアミエビを付けて釣ります。
サビキでアタリが出ない時などに有効な釣り方です。

直接針にエサのアミエビを付けて釣るのでいろいろな魚を釣る事が出来、日中にアジやイワシなどの回遊魚が回って来ていない時でも子メジナや海タナゴなどの回遊性のない魚を狙えますので、サビキでなかなか釣れない時に試してみてください!

   エサの付け方!

トリック仕掛けもサビキ同様に沢山の針が付いていますし、エサのアミエビを手で一本一本の針に付けるのではとても手間がかかってしまうので、まずは仕掛けを竿の長さぐらいになるように道糸を出して調節します。
次に右手で竿を持ち、左手でオモリを持ちます。
解凍したアミエビにトリック仕掛けを擦り付け2,3回上下させれば簡単に、手も汚す事なくエサを付ける事が出来ます!




   エサが付いたら静かに仕掛けを下ろす!

エサ付けが出来たら、あとはエサが少し外れ易いので静かに狙うタナまで下ろしてアタリを待つだけです!










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